DWDM DCIソリューション/銀行

バックグラウンド

Salumanus社は、ネットワークとテレコミュニケーションの分野で、ネットワーク・インフラストラクチャー・ソリューションを販売・提供しています。Salumanus社は、光ファイバ、無線、銅線ベースのネットワークでのデータ伝送用ネットワークインフラの提供を専門としています。同社のパートナーは、ポーランド最大の通信会社、ITシステムインテグレーター、ISP、データセンターなどです。

チャレンジ

ポーランドのワルシャワにある大手銀行は、2つの重要なデータセンターを15kmに渡って接続する必要がありました。このソリューションには、モジュール式でコスト効率が高く、最高水準のセキュリティ基準を満たし、ファイバー上の機密データを暗号化し、将来の拡張が容易で迅速に行えるpay-as-you-growアーキテクチャを採用する必要がありました。

ソリューション

Salumanus社は、銀行の支店間で安全なデータ伝送を行うDCIバックボーンを構築するために、短距離用にPacketLight社のPL-2000ADS 200G muxponder/Transponderを導入しました。

PL-2000ADSの大容量ソリューションは、10/40/100Gbイーサネット、8G/16G/32G FC、OTU2/2e、OTU4などのサービスを組み合わせてデュアル100G OTU4アップリンクにアグリゲートすることで、最大200Gの伝送を行います。

パケットライト社の組み込み型レイヤー1暗号化ソリューションは、FIPS 140-2 Level 2認証を取得しており、Diffie-Hellman (DH)プロトコルに基づくGCM-AES-256暗号と鍵交換を、パフォーマンスを損なうことなく、フルスループットで提供します。

この低遅延ソリューションは、モジュール式で費用対効果に優れており、将来的に40Gbイーサネットや32Gb FCをサポートすることが可能なpay-as-you-growアーキテクチャを採用しています。

成功例

PacketLightの直感的なソリューションにより、Salumanus社はCOVID-19パンデミックによる厳しい規制の下、記録的な期間で遠隔地への展開を完了することができました。

Salumanus社のCTOであるMarcin Bala氏は、下記の様に述べています。

「PacketLight社のソリューションは、低遅延、最高の物理層セキュリティを提供し、顧客が自分のペースでコスト効率よく成長できるようなソリューションという、我々の厳しい要求を満たしてくれました。”COVID-19の規制により、我々のチームがオンサイトで活動することが制限されていたため、我々が協力してお客様に操作、設定、監視のためのリモートトレーニングを提供し、お客様が自分たちでシステムを展開できるように詳細な説明をしなければ、展開は困難なものになっていたでしょう」

Typical DCI Network Diagram