SAN 向け DWDM ソリューション

バックグラウンド

現在、Unefon Holdings社の傘下にあるIusacell社は、2007年に340万人を超える加入者数でスタートし、メキシコ市場の約7％を占めています。Iusacell社は、メキシコ全土をカバーしており、CDMA技術を使用した国内唯一の無線通信サービスプロバイダー2社を統合しています。

Iusacell社は、ラテンアメリカ最大のコンビニエンスストアチェーンであるOXXO社向けに、SANバックアップソリューションを構築する必要がありました。このソリューションは、インストール、管理、メンテナンスが簡単である必要がありました。

ソリューション

ファイバーチャネル(FC)をデータセンター間の距離を超えてフルスループットで伝送するためには、非常に低遅延なソリューションが必要でした。

PacketLightの DWDM PL-1000TE マルチレートトランスポンダを導入し、PacketLight社内のクロスコネクトを利用してポイントツーポイントのリンクを構築し、それぞれのサービスを二重化することで、稼働中のリンクと保護中のリンクの2つのリンクを構築。切り替え時間は50ms以下でした。

このソリューションは、1Uの筐体あたり最大8つの信号を伝送する8Gファイバーチャネル（FC）の冗長化を実現し、初期投資を最適化するとともに、将来的には同じ冗長化された光ファイバーケーブルで最大40のDWDM波長への移行を可能にします。

このシステムは、ほぼ飽和状態にあるデータセンター運用のSAN容量を拡張するための重要なバックアップリンクとして、高密度なソリューションを提供します。PL-1000TE 1Uユニットは、1G/2G/4G/8G/16G FC、GbE/10GbE、STM-4/OC-12、STM-16/OC-48、STM-64/OC-192、HD-SDI/3G-SDI（PALおよびNTSC）のサービスを任意に組み合わせて最大8トランスポンダをサポートし、これまでにない柔軟性と本当の意味でのpay-as-you-growアーキテクチャをもたらします。

また、Iusacell社のNOC（ネットワーク・オペレーション・センター）によるリンクの常時遠隔監視を可能にする双方向のパフォーマンス・モニタリング機能も備えています。

成功例

メキシコの無線・有線キャリアであるIusacell社は、PacketLight社のコンパクトなDWDM冗長化トランスポートソリューションの導入に成功しました。パケットライトのDWDMトランスポートソリューションは、専門知識がなくてもGUIで簡単に管理でき、将来の拡張にも容易に対応できるように設計されています。

Iusacell社の電気通信部長であるVictor Acevedo氏はこう述べています。

「PacketLight社が提供したソリューションは、我々の顧客の要求を解決しただけでなく、SANソリューションを扱う専門知識にも大いに感銘を受けました」

PacketLight社のエンジニアが示した知識は、SANスイッチのプロバイダーと共にリンク設定を行う際に、接続に関するトラブルシューティングを行う際に非常に重要でした。

PacketLight’s PL-1000TE Solution Diagram